nanayoukoubou (七曜工房)

滋賀大津湖西にある笛工房です

住まいは夏を旨とすべし~妻から家作り実況版5

 大三島は寒いところです。
 
 今朝方
 大三島の気象観測所(アメダス)では、
 マイナス以下が長時間続き、
 なんと、マイナス4,4度を観測してました。
 
 このところの、大三島は、
 雪こそ降りませんが、冷え込みが凄いです。
 
 築40年以上経つ我家は。
 土壁から、そして隙間だらけのガラス戸から、
 寒風が家の中をひゅう~ひゅう~と通っていきます。
 
 太陽のもと農作業をしている時より、
 家の中で過ごしている時の方が、とても寒いです。
 
 大三島は、
 ”常夏の島” ”日本の地中海” 
と 誤解をしていました。 

  それで
 「一人で建てる木組みの家」
 
  吉田兼好法師さんの教えに従い
  「家の作りやうは、
   夏をむねとすべし。冬は、いかなるところにも住まる」
   を基本に設計しました。

 壁はスギ板、床はヒノキとムク材を使い
 自然素材にこだわったのか、
 断熱材などは、一切使っていません。
 
 吹き抜け天井で、間仕切りなし
 
 
断熱材の入っていいない、2重杉板貼りの吹き抜け天井

 
 窓も扉もぜ~んぶ、アルミサッシではなく
 手作り木製建具です。
 


吹き抜け天井につけた明かり窓
 
 夏、海からの気持ちの良い風が
 家の中をスーと通り抜けるように 
 窓を、四方に一杯つけました。
  
 ということは
 もしかしたら、冬には、
 木製建具の隙間から
 寒風もぴゅ-ーぴゅー吹くんでしょうかね。

 常夏の大三島での、暖房対策として 
 
 真冬でも、窓を開けて過ごせるぐらい熱い
 暖房効果抜群の“薪ストーブ”を、
 
  夫は、計画しているらしいです。




只今、薪ストーブの炉台製作中です。
 水を使うセメント仕事は、とても辛いそうです。