オオタカ笛 Goshawk Whistle ~鳥笛シリーズ~

オオタカ笛のペンダント と トンビのブローチ
7月17から21日頃は、七二候では、鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)です。
春に生まれた鷹のヒナが、親元を離れて自立するために飛び方や狩りの技を
学び始める時期を意味しています。
雑木の小枝で作ったオオタカ笛のご紹介です。
吹き口へ息を吹き込むと、笛の中のポリエチレンフィルムが振動して
ビリビリとしたオオタカの鳴き声が出ます。
いろいろな雑木の皮や材の色あいや手触りをお楽しみください。
ペンダントしてもお洒落です。
材質 雑木の小枝 エノキ・ムクノキなど
塗り 植物性オイル
オオタカ笛 Goshawk Whistle 真上から 吹口から
オオタカ笛 Goshawk Whistle 斜めから
オオタカ笛 Goshawk Whistle
🎵 オオタカ笛の鳴らし方
オオタカ笛は笛の中にセットしたポリエチレンフィルムが振動して、オオタカのビリビリとした鳴き声が出ます。
また、笛の底穴を指でほとんどふさいで(少しだけあける)
もっと強く吹くと、違った鳴き声が出ます。
ポリエチレンフィルムがピンと張った状態では、オオタカの声にはならないので、
指先やエンピツの丸いお尻などで、ほんの少し押してたるませると
オオタカのビリビリ音(リード音)が出ます。
☆ポリエレンフィルムのセット方法
ポリエチレンフィルム(2枚予備が添付)を取りかえる時は、
笛の下半分を引っ張ってとりはずし、新しいフィルムをホゾにかぶせて
ホゾ穴へ押し込みます。
ピンと張れたら、指先やエンピツのお尻などで、ほんの少しずつ押しては吹いてみて
オオタカらしいリード音がするところで止めてください。
押しすぎて、フィルムがたるみ過ぎてもいけません。
☆オオタカ笛製作風景
1ボール盤での穴あけ 2歌口穴の整形
1 ボール盤での穴あけ
タカ笛というのは、鷹匠が自分のタカに合図を送る時に使う笛で、
これは、呼子笛(ホイッスル)を使っているようです。
今回製作しているのは、タカの声に似た音の出る笛でオオタカに似た声が出ます。
これまでの鳥笛とは、音の出る仕組みが異なります。
2 歌口穴の整形
タカの中でも オオタカがとても特徴のある声で鳴くので、
オオタカ笛を製作することにしました。
リード音の混じったこの声を出すのに、薄い膜を利用することにしました。
息を吹き込んで、歌口から音が出るのに変わりはありませんが、
この音に膜の震えを重ねて、オオタカの鳴き声を出します。
3ジョイント用ホゾ管の取り付け 4中央で分離してホゾでつなぐ
3 ジョイント用ホゾ管の取り付け
オオタカのリード音の混じった鳴き声を表現するのに
薄いポリエチレン膜を利用します。
この膜の位置をどこにするのか試作を重ねました。
中国の笛の明笛(みんてき)は、歌口と一番上の指孔の中間に
うすい竹紙を貼りますが、この短い笛の側面ではうまくいきません。
また、筒穴の直径や深さと膜の面積の関係もあります。
結局、底に取り付けるのが良いことがわかりました。
また、ポリエチレン膜の張り具合も鳴りに微妙に影響するため、
膜の調整や交換のできるジョイント方式としました。
4 中央で分離してホゾでつなぐ
オオタカ笛は当工房の笛の中で唯一膜を持つ笛です。
明笛は歌口と最上指孔の真ん中あたりに穴があって、
そこに竹皮を貼りつけて吹くと、ビ・ビーとした音が出ます。
鳥笛のように小さな笛はどこに膜(ポリエチレンフィルム)を設けるのがよいか、
いろいろ試してみて、筒穴の底にしています。
膜のゆるみを直したり、破れた時に取り替えたり出来るように、
ホゾ形式でフィルムを押さえるようにしています。
ホゾキャップは抜けるようことがあっても、落ちないように
ヒモを通す穴をあけています。
小さな笛ですが、部品が多く、加工も複雑で手順を考えて、
慎重に正確に製作を進めていきます。

5底キャップの調整~
5 底キャップの調整~
オオタカ笛は、当工房の中で唯一、振動膜を持つ笛です。
カラス除けにオオタカ笛を作れないかと相談された時に、
インターネットで調べて聴いたオオタカの声は、
カラスの声を高くしたおどけたような声で、
これまでのホイッスルタイプの鳥笛では出せない声でした。
思いついたのは、中国の明笛(みんてき)で、竹紙の膜でビリビリ音を出します。
これまでの鳥笛の管底にビニール袋のポリエチレン膜を取り付けると、
オオタカらしい声になります。
このポリエチレン膜は、ピンと張るとオオタカの声にはなりません。
少したるませるのがポイントです。
また膜を取り換えられるようにしてある底キャップ式の構造が
笛におもしろいデザインを与えています。
このあと、オイルを塗って、ひもを取り付ければ完成です。
オオタカ笛ラッピング。鳴らし方の説明書付き オオタカ笛を分解 ポリエチレン膜
☆オオタカ笛をお買い上げくださった方より頂いたご感想です♬
・夫の口笛よりも音量があり、音もシャープで、よく響きました。
夫も口笛を吹くより楽なので、助かると言っていました。
・じつは、試しに家の中で吹いたみたところ、窓の外にいたアカゲラが、
木に張り付いてしばらく動かなくなってしまったのです。
これは、アカゲラがオオタカを警戒しているときに見せる行動です。
(林には時々オオタカ がやってきます。)
窓は閉めてありましたが、アカゲラには笛の音が聞こえたのでしょう。
期待が高まりました。
・ここ何日か、試していますが、カラス除けの効果がありそうです!
春になると、カラスが巣を作ろうと、林の木の上を狙ってきます。
林には小鳥が巣をつくるので、カラスがきて巣をつくると、とても困るのです。
しかし、やたらに吹いてしまうと、林にいる小鳥たちがオオタカ を怖がって、
いなくなってしまうのではないかと、心配になりました。
ここぞというときに、利用させていただこうと思います。
リクエストに答えていただき、素晴らしい笛を作ってくださって、
本当にありがとうございました。
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☆ いろいろな雑木で作った鳥笛シリーズ12種は